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内山悟志の企業IT相談室
ITアナリストの内山悟志が、企業のIT戦略、ITマネジメント、ビジネスとITとの橋渡し、IT人材育成などについて、皆さんとの議論をナビゲートします。
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シャドーITって何?
IT部門が正式に管轄しないIT業務をシャドウITと呼ぶ。
ITmedia エグゼクティブ編集部の記事「影の仕事「シャドーワーク」事始め」でも、ITに限らず隠れプロジェクトなどの問題を指摘している。 ウォールマートから転進したヒューレットパッカードのCIOであるランディ・モット氏が強力なリーダーシップで進めている社内ITの改革の1つにも、シャドーITの撲滅が大きなテーマの1つであったと言われている。 シャドーITは、過度なEUC(エンドユーザー・コンピューティング)の推進などによって設置された部門サーバ、散在したデータマート、AccessやExcelで作成された個別の簡易業務システムなどの資産に加えて、これらを運用・保守する人的リソースも含まれる。情報システムのTCO(Total Cost of Ownership)が話題になった1990年中盤にも、オープン化によって手に入れた自由と柔軟性の影に、エンドユーザー・オペレーションや部門内サポートなどの隠れたコストがクローズアップされた経緯がある。 昨今になって、シャドーITに注目が集まっている背景の1つに、ブログやSNSなど比較的容易なWeb2.0的ツールの台頭、Skypeや携帯電話を含むモバイルデバイスなどのコンシューマITの企業内での適用などが加速していることがあげられる。 全体最適やガバナンスを重視するIT部門に痺れを切らしたエンドユーザーが暴走するケースも珍しくない。SaaSについても同様のことが言える。いくつかの大手企業ではすでに、IT部門が知らないうちに特定の営業部門がSalesForece.comと契約して利用し始めている。 IT部門にとっては由々しき問題といえるのではないだろうか。次回は、シャドーITは撲滅すべきなのか、ある程度容認すべきなのかについて議論したい。
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